共働き夫婦・にとって、家事の分担は永遠のテーマだと思います。特に「名もなき家事」は気づく人が偏りがちなので、負担も偏って夫婦仲の不和の原因になりかねません。
「各所のタオル交換」「ごみ捨ての曜日に合わせた準備」「空気清浄機のフィルター掃除」「掃除機のゴミパック交換」……今思いついただけでもこれだけ出てきます。
これらの負担が偏りをどうにかしたい!と思っても、パートナーに言うだけでは中々動いてくれず、モヤモヤを溜めてしまう。そんなパートナーに更にモヤモヤ、と悪循環になってしまうこともあります。
本記事ではこの「名もなき家事」をお互いに見える化し、「見える家事」に変えて負担を分散する、我が家の情報共有のやり方をご紹介します。
活用するのは、以下のスマートスピーカー「Alexa」と共有カレンダーアプリの「Timetree」です。
この2つを使うことで、「考える」「思い出す」「伝える」作業をシステムに任せ、夫婦お互いが気持ちよく家事をお願いできる、引き受けられる仕組みを作りました。今までの省力化とは少し毛色が違いますが、システムに任せた仕組みづくりも省力化の一環と考えています。
名もなき家事のモヤモヤから解放されたい夫婦・カップル・共同生活を送っている方は是非ご覧ください。
※本記事の画像は特記している場合を除きすべてDELL・EもしくはCanva AIによるAI生成で作成されています。特定の個人・団体・場所を指定して生成したものは含まれておりません。
私達の結論! Alexaで買い物メモ&リマインダー、Timetreeで予定共有
先に結論を申し上げますと、私達は以下のようにAlexaとTimetreeを活用しています。
- Alexaは日常で気づいたことの共有を口頭指示で
- 「ティッシュの予備がなくなった」なら買い物メモに追加
- 「明日の朝絶対に捨てたいゴミがある」ならリマインダーを設定
- Timetreeは定期的にやるべきことを自動登録で
- 定期購入品の配送予定日
- フィルター掃除などの定期的な家事の時期
- その他、家や地域の用事
どれも小さなことですが、自分一人でやっていると不満が溜まるものばかりですよね?
これを見える化して簡単に共有できるようにしてくれるのが今回紹介するAlexaとTimetreeです。
ここからは、なぜ名もなき家事でストレスが溜まるのか、それをどのように解消していくのかをお話していきます。
なぜ「名もなき家事」でストレスが溜まるのか

これはズバリ「やるべきこととして共有されていないから」に尽きます。
前述しましたが、名もなき家事というと日常的に使っているものを使える状態に保つ、もしくは次の家事を簡単に行うための下準備といったものが多いです。
例えば、
- 買い物の前に、減っている調味料やよく使っている食材を確認する
- 洗面所やトイレのタオルを交換する
- 段ボールなどのゴミをまとめる
- 空気清浄機のフィルターを掃除する
などですね。
これらはやらないといけないことですが、気付かない人は気づかない、もしくは気にならないというものだと思います。
つまり、片方はやるべき家事として思っているのに、もう片方はそもそも存在を意識していないんです。これではいつまで経っても負担が偏ったままになります。
つまり、結論としては「名もなき家事」を「やるべき家事」として共有し、同じ方向を向くことが大切です。そのためにはまず「見える化」して、お互いの共通認識となるような仕組みづくりが大切になります。
では、どのように「見える化」すればいいのでしょうか?
家事の「見える化」はこうする 発生したら即登録&共有
「見える化」と言うと、会社などでは営業成績を壁やホワイトボードに掲示していたり、作業進捗を記録したパネルを部署で回していたりなど、物理的に見える化している様子を想像する人もいるかもしれません。
正直なところ、それでも良いです笑 ただ、物理的な「見える化」は、いつしか見慣れて風景の一部になり忘れてしまうという欠点もあります。
そこで、我が家ではAlexaとTimetreeを活用しています。
使い方のイメージは以下のとおりです。
- 名もなき家事を「発見」する
- 「記録」する
- 「共有」する
- 「実行」する
AlexaもTimetreeも名もなき家事を登録して見える化する、という点では一緒ですが、少しだけ1.と2.の方法とシチュエーションが異なります。
Alexaで名もなき家事の見える化! 「考える」「思い出す」「伝える」を一発解決
Alexaの強みは、何と言ってもその手軽さです。「Alexa、買い物リストに塩を追加して」「Alexa、明日の朝7時半に粗大ごみをリマインドして」と口で指示するだけで、そのとおりにやってくれます。
更に大きなメリットがあります。それは、Alexaアプリをスマホにインストールして同じアカウントでログインすれば、自動的にパートナーにも共有できるということです。
AlexaとAlexaのスマホアプリを使うだけで、名もなき家事を「発見」してから「記録」し「共有」するところまで、一瞬でできてしまうんです。
Alexaのおかげで気づいたことをすぐ記録・共有できるようになったことで、我が家ではどちらが買い物に行っても必要なものを買えるようになり、ちょっとした用事やToDoもお互いがカバーすることでやり忘れが減りました。
また、積極的に家事に参加していないパートナーに向けては「私はこんなにも家事をやっているんだ」というアピールにもなります。これによって家事に参加してくれるようになる人もいるかもしれません。
Alexaの活用に関してはこちらの記事でご紹介していますので、よろしければそちらもご覧ください。おすすめの機種についても紹介しています。
スマートスピーカー(Alexa)でできること 手が離せない家事の省力化・時短!

※少し前までは別アカウントでもリストの共有などができていましたが、2025年11月現在ではいずれも不可能になっているようです。以前ご利用されていた方はご注意ください。
Timetreeで名もなき家事の見える化! 定期的な予定の共有で「思い出す」「伝える」をシステム化

Timetreeの強みはお互いのスケジュールの共有にあります。つまり、2人共通してやるべきことのメモにも使えるということです。
我が家では、定期配送の予定日や定期的に確認しなければならないフィルター掃除などの家事を定期的な予定として登録しています。
お互いが見える場所にあれば、片方が予定を入れようとしたときに
「あ、この日は午前中は誰かが家にいないとダメなんだ」
「フィルター掃除の時期か、やらないと」
と心構えができます。
すると、もう一方の予定が埋まってしまったときや、いざ掃除をしようとしたときに
「ごめん、この日は家にいてくれる?」
「一緒に掃除しようよ」
のような形で声をかけたときも心の準備ができているので、すんなり話が進みます。
その他にも、ゴミの日を定期的な予定として毎日通知するようにしたり、消耗品の購入頻度が何となくわかっていれば定期的な予定として購入予定日を登録したりと、様々な活用方法があります。
ぜひ役に立つ使い方をパートナーと一緒に相談してみてください。
Timetreeの公式サイトはこちらからアクセスできます。
Timetree(外部リンク)
家事を見える化して、豊かで穏やかな関係を築こう!
名もなき家事を見える化し、「考える」「思い出す」「伝える」という手間を個人依存からシステム化することで、やるべきことが明確になり、「言わなくてもわかるでしょ」「言われないとわからない」という不毛な論争から解放されます。
また、今までは気づかなかった名もなき家事をやってくれている人への感謝も生まれると思います。これにより家事分担のバランスが徐々に改善し、お互いを尊重した生活になっていくことでしょう。
この記事で紹介した方法以外でも、家事の見える化は実現可能だと思います。それでも、ぜひもう一歩踏み込んで「仕組み化」することで気持ちよく家事ができる環境を整えてみてください。きっとパートナーとの豊かで穏やかな関係を築くことができるはずです。



コメント