【2年使用レビュー】ロボット掃除機(ECOVACS DEEBOT)は本当に買いか?メリット・デメリットと、気になる段差・メンテナンス問題・対策を徹底解説

家事の省力化

「ロボット掃除機があれば床掃除から解放される……!」

そんな夢のような生活を思い描いて、2年前の3月に購入したECOVACSのロボット掃除機「DEEBOT N8 PRO+」。

結論としては、DEEBOTのおかげで我が家の掃除の手間は激減しました。しかし、それは決して床掃除からの解放、全自動でお手軽掃除ではありませんでした。

上記のとおり「思ってたのと違う…」という面もありましたが、それでも「やっぱり買ってよかった!」という想いが大きいです。

この記事では、キレイな宣伝文句だけではわからない、2年間使い続けたからこそ見えてきたリアルなメリット、デメリット、そして多くの方が気になる「段差は乗り越えられるのか?」「メンテナンスは手間じゃないのか?」という疑問に、実体験を踏まえて正直にお伝えするレビュー記事です。

例によって私が使っている機種は2年前のものなので、現在は在庫切れのようでした。今私ならコレを買う、という機種はこちらです。

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※本記事の画像は特記している場合を除きすべてCanva AIによるAI生成で作成されています。特定の個人・団体・場所を指定して生成したものは含まれておりません。

なぜ私がDEEBOT N8 PRO+を選んだのか

購入当時、既にルンバやアイリスオーヤマなど、たくさんのメーカーからロボット掃除機が発売されていました。

数ある機種の中からなぜ私がDEEBOT N8 PRO+を選んだのか、その理由は以下のとおりです。

  • 時短・省力化に繋がる機能が多い
    • 部屋のマッピング機能
    • 充電ステーションでの自動ゴミ収集機能(ステーションのゴミパックを1ヶ月に1回程度の交換でOK)
    • 清掃のスケジュール化が可能(曜日指定、時間指定が可能)
  • 機能に対するコスパの良さ(購入当時約5万円。他で同じような機能を持ったものは5000円から1万円高かった)

水拭き機能もありましたが、ちょっと衛生面が気になり、今に至るまで一回も使っていません。これは正直いらなかった、と思っています。

2年間使い倒した結論! ロボット掃除機は一家に一台必要か?

私の結論、と前置きさせていただきますが、ロボット掃除機は一家に一台必要だと思います!

特に一人暮らしや共働き世帯は絶対に買うべきです。

平日の掃除はロボット掃除機任せ、休日にロボット掃除機の手が届かないところを掃除する、というのが私のおすすめの掃除のやり方です。

もし今ロボット掃除機が壊れたら、間違いなく新しいロボット掃除機を購入します。ロボット掃除機のない生活は考えられません。平日朝に仕事の前に掃除する、夜早く帰ってきて掃除するなんて今更できないです。

家事の時短・省力化の貢献度を100点満点にするなら、100点が全自動で完全に人の手が入らないものとして、80点くらいだと思います。これからその理由をお話していきます。

もう手放せない!生活が激変したメリット3選

その1:圧倒的な時間の創出。平日の掃除機の手間ゼロ

何よりも大きいのがこれです。平日の掃除機の手間ゼロ化。信じられないくらい楽です。

毎日、せめて2日に1回掃除はしないとほこりや髪の毛が気になっていた我が家の床も、ロボット掃除機を導入してからは全然気にならなくなりました。

平日頑張らなくても、きれいな部屋で過ごせるのは気持ちが良いです。自分が思っていたよりも、生活の豊かさが上がっています。

その2:ソファーの下、テーブルの下もきっちり掃除

自分で掃除すると結構大変なソファーの下、テーブルの下の掃除。身をかがめて、覗き込むようにして掃除するのは大変ですよね。

そんな場所も、ロボット掃除機ならスイスイ掃除してくれます。

何なら人がやるよりもしっかり一様に掃除してくれるので、自分でやるよりもキレイになっていることも(私のような掃除下手なら特に)。

あなたの家の隙間も、ロボット掃除機ならキレイに掃除してくれるかもしれません。

その3:自動ゴミ収集機能は圧倒的な省力化機能

ロボット掃除機を使う上で、これだけは譲れないと思ってこだわりました。

ロボット掃除機本体の小さなゴミボックスでは、毎日捨てないとすぐに吸引力が落ちてしまいます。

充電ステーションで自動でゴミ収集してくれる機種なら、我が家では1ヶ月程度はダストパックを交換しなくても大丈夫です。

皆さんも購入を検討する際はぜひこだわってみてください。

ちょっと不満… 購入前に知っておくべきデメリット

ロボット掃除機が働くための下準備が必要

我が家では、ロボット掃除機が気持ちよく働いてもらうために忘れてはいけない下準備があります。

それは以下の3点です。

  • 入れるドアは開けておく
  • 微妙な段差があるドアは閉めておく
  • ロボット掃除機のサイズギリギリの隙間を開けておかない

これらを忘れると十分に仕事をしてくれないので、掃除の手間がなくなり、少しだけ下準備の手間が生まれた、というような感じです。

ロボット掃除機は当然ドアを開けられませんので、掃除してほしい部屋のドアは開けておく必要があります。

そしてロボット掃除機がギリギリ乗り越えられない段差があるようなドアは閉めておかないと、ロボット掃除機が乗り上げた後動けなくなり、沈黙します。

帰ってきたときに掃除途中で動けなくなったロボット掃除機は哀愁が漂っていました。



また、同じようにロボット掃除機がギリギリ入れるようなサイズの隙間を開けておくと、入った後出てこれなくなり沈黙することがあります。例えばテーブルの足と椅子の足の隙間です。

このように、ロボット掃除機が気持ちよく動けるように下準備をすることで、キレイに掃除をしてくれます。

コード類や小物類は徹底的に床から排除

こちらは上記の下準備とも繋がります。ロボット掃除機の発売当初から言われていた課題で、今も変わらず残っています。

特にコード類は天敵です。引っかかって動けなくなるのはもちろんなのですが、回転ブラシに巻き込んでコードをダメにしたり、巻き込んだまま動いてコンセントから引っこ抜いたりと、色々なやらかしエピソードがあります。



我が家では充電コードを使わない際は棚に引っ掛けたりソファーに引っ掛けたりで対応していますが、結構邪魔です。

そのため、以下のようなケーブルホルダーを購入することを検討しています。

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マグネット式なら収納時が楽なのですが、磁力が弱いと床に落ちてしまうので本末転倒です。

一方の挟み込むタイプは収納時にきちんと挟む手間がいるものの、ホールド力に優れています。

また、我が家の壁紙は凹凸があり粘着テープがくっつかないので、どこに設置するかが悩みどころです。現在の最有力候補は窓枠部分ですかね。

その他、どうしても床にコードがある、移動もできない、という場合は以下のようなコードカバーをお試しください。ただし、大抵は大丈夫と思いますが、乗り越えられるかは機種にもよると思います。ご心配でしたら検討されている機種の仕様をご確認ください。

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角、隅、ドア裏など、どうしても掃除できない場所がいくつか

結構残念だったポイントです。

ブラシや本体などの形状が工夫されていて、できるだけ角や隅を掃除できるようにしてあるものの、それでも完璧には掃除できません

また、そもそも入れないドアの裏などは結構ほこりが溜まってしまいます。これも完全に床掃除から解放されない理由です。

週に1度はハンディクリーナーでも良いので、ロボット掃除機のフォローをしてあげるつもりで掃除するのをおすすめします。



私はマキタのコードレスクリーナーを使っています。「え、結局掃除機2台持ち?」と思われるかもしれませんが、床掃除のサポート兼床以外の掃除用として使っています。

こちらの機種は軽量で、ギリギリハンディとしても使える機種だと思っています。車の中の掃除や押し入れの掃除などにも使えますので、ロボット掃除機のサポート要員以上の価値があるのも良い点です。

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みんなが気になる2大疑問!段差は?メンテは?

段差には正直弱い!

こちらも結構残念だったポイントです。想像以上に段差には弱いので気をつけてあげる必要があります。

例えば、我が家の洗面所前の段差です。実際の写真を用意しましたので、こちらをご覧ください。

廊下側

洗面所側 (少し高い)

「そんなに差がある?」と思われるかもしれませんが、ここはロボット掃除機ホイホイです。

洗面所へ入る段差は乗り越えられるのですが、洗面所から出るほうの段差は乗り越えられるかギリギリの高さです。

そのため初日に動かしたときは大丈夫だったのですが、翌日動かしたときは乗り越えられずに洗面所で立ち往生していました。そのため我が家の洗面所はロボット掃除機の対象外です。

段差対策にはスロープ!

ただ、最近仕事も忙しくなってきており、より省力化したいため対策を考えています。それはスロープの設置です。

まだ試していませんが、多分上手く乗り越えてくれるようになるのではと考えています。

本体ブラシのメンテは?ゴミステーションのダストパック交換頻度は?

メンテナンスの頻度や手間も気になりますよね。

これはものぐさな私の場合なので参考程度にお願いしたいのですが、以下のような頻度でメンテしています。

普通の掃除機のメンテナンスとそこまで変わらないのではないでしょうか。

  • 本体ブラシに巻き付いている髪の毛やホコリ:月に1回~2ヶ月に1回
  • 本体のダストボックスのフィルター掃除:月に1回~2ヶ月に1回
  • ダストパックの交換:月に1回~2ヶ月に1回
  • 本体ブラシの交換:年に1回

1点注意として、我が家ではカーペットがなく、フローリングの床だけを掃除しています。

カーペットがあるとその分ブラシに負担がかかりますし、カーペットの毛も巻き込むので、もっと頻繁にメンテナンスや交換をする必要があるかもしれません。

結論:ロボット掃除機は掃除のパートナーとしておすすめ!

色々デメリットも書きましたが、それでも我が家が2年以上継続して使っているのが一つの答えです。ロボット掃除機は家事の省力化を力強くサポートしてくれます!

特に共働き世帯、子育て世帯には本当におすすめします。手が回らない、自分が休む時間や趣味の時間がないと感じるあなたにこそ活用していただきたいです。


一方で、床にどうしてもものが多くなってしまう人、段差の多い家の人は、具体的にどこで使えるのか、というのを考えた上で購入されることをおすすめします。


ロボット掃除機は掃除を全部完璧にやってくれる自動化装置ではありません。しかし、掃除を強力に手伝ってくれるパートナーです。一緒に家事をする仲間として、あなたの家に迎えてあげてください!

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