【2026年最新】海外製粉ミルクの広域リコールに関する一次情報まとめ:対象バッチの確認方法と注意点

家事の省力化

2026年1月、ネスレ(Nestlé)やダノン(Danone)などの乳幼児用粉ミルクにおける世界規模の自主回収(リコール)が報じられました。

今回の事案は、特定の原材料(ARAオイル)に由来する「セレウリド毒素」の混入リスクによるものとされています。この毒素は通常の調乳における加熱では無害化できない厄介な性質を持っており、迅速な対応が求められています。

本記事では、読者の皆様が正確な情報を得られるよう、各国規制当局およびメーカーの公式発表(一次情報)を整理しました。

現時点では日本で一般販売されている製品は対象に含まれていませんが、個人輸入や越境EC(Amazon Global等)で海外製品を利用されている方は、必ず以下のリンクよりお手元の製品が対象でないかご確認ください


1. 今回の問題:セレウリド毒素の特殊性

今回のリコールが、通常のサカザキ菌(Cronobacter sakazakii)対策としての「70℃以上の調乳」では不十分とされる理由は、混入が疑われるセレウリド(Cereulide)の性質にあります。

セレウリドは熱に極めて強く、121℃で90分間加熱しても活性を保っているとされています。これは粉ミルクの製造過程でも調乳の過程でも実現不可能な温度・時間であり、一度混入した毒素を取り除くことは不可能です。

そのため、「我が家は熱いお湯を使っているから大丈夫」と思わず、必ず対象製品とその製造番号*を確認し、もし該当するなら使用を中止してください。

*製造番号:メーカーが製品製造時につける固有の番号。バッチ(Batch)、ロット(Lot)とも。


2. 【一次情報】各国規制当局・メーカー公式発表一覧

対象となる製品名や製造番号は随時更新されています。必ず以下の公式リンクから最新のリストを確認してください。

個人輸入や越境ECの場合は販売圏外から輸入されている可能性がありますので、全てのサイトの情報を確認するようにしてください。

各国政府・食品安全当局のアラート(英語・中国語)

メーカー公式サイト(照合ツール等)


3. 私たち(消費者)が今すぐ行うべきアクション

個人輸入、越境EC等で海外製品をご利用の場合、以下の手順で安全を確認してください。

  1. 製造番号の確認
    粉ミルク缶の底面や側面に記載されている英数字の「Batch Code」を確認します。
  2. 公式リストとの照合
    上記【2. 一次情報】に挙げた公式サイトのリスト、またはメーカーが提供する「Batch Checker(照合ツール)」にコードを入力し、対象品でないか確認してください。
  3. 使用の中止と相談
    対象品であった場合、あるいは対象かどうか不明な場合は、直ちに使用を中止してください。その後、購入先やメーカーのサポートデスクへ相談し、返金・交換等の指示に従ってください。
  4. 体調不良時の対応
    該当製品を摂取した後に、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が見られた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
    セレウリドによる症状は、一般的に摂取後30分~6時間程度で吐き気や嘔吐等の症状が現れることが多いとされています(国立健康危機管理研究機構:セレウス菌感染症)。
    多くは軽症とされていますが、これは成人の場合であり、乳幼児の場合は重症化する可能性もあります。体調がおかしい場合は自己判断せず、速やかに専門の医師の診断を受けてください。

4. 日本国内の状況について(2026年1月24日現在)

現時点で、ネスレ日本およびダノンジャパンから、日本国内の店舗等で公式に流通している製品に関するリコールは発表されていません。

しかし、SNSや個人ブログ、越境ECサイト等を通じて海外版の粉ミルクを直接購入しているケースが増えています。その場合は日本の基準とは別に、各国のリコール情報が適用されます。常に一次情報をソースとした確認を心がけてください。


免責事項: 本記事は公開時点の情報を基に作成されています。状況は刻々と変化しており、最新の正確な情報は必ず各国政府機関およびメーカーの公式サイトにてご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました